


大学で教育学部に入学しましたが、地域教育のカリキュラムを通じて、自分が暮らす街の魅力を伝えることに興味を持ち、地域貢献できる仕事へと進路を変えました。
地元企業を調べる中で出会ったのが、こくぶやでした。以前から知っていた店ですが、改めて企業理念に触れ、「地域の食卓を支えるライフラインとして貢献する」という考えに強く共感しました。活発な社内コミュニケーションにも魅力を感じ、入社前の研修で不安が解消されたこともあり、こくぶやで地域に貢献したいという思いで入社を決意しました。


配属先の柏原片山店は私の地元です。仕事は商品の品出しや棚の整理、補充が中心ですが、売り場を常にきれいに保つことの難しさを痛感しました。
日々の業務に追われる中で、商品の「前出し」や「底上げ」といった地味な作業はつい後回しになりがちです。しかし、これらの作業を怠ると、店全体が乱雑に見えるだけでなく、売れるはずの商品もお客様の目に留まらなくなってしまうことに気づきました。お客様は、買い物をする予定のなかった商品でも、きれいに整えられた棚を見て、思わず手に取ることがあります。逆に、商品が棚の奥に隠れていたり、陳列が雑だったりすると、買い物の楽しさが損なわれ、お客様は目的の品だけを購入してすぐに帰ってしまう傾向があります。
そこで、前出しを徹底した結果、お客様が今まで気に留めていなかった商品を手に取ってくれる場面を何度も目にしました。商品を見せることの重要性を学び、入社間もない私にとって、この発見は大きな収穫となりました。


入社3ヵ月で生活用品の発注を任されました。欠品を出せばお客様の機会損失につながるため、細心の注意が必要です。担当する115品目は、週3回の発注タイミングを逃さず、在庫切れを起こさないよう管理しなければなりません。また、過剰在庫はスペースを圧迫するため、適正な数量を維持することも重要です。最小発注単位が大きい商品など、発注業務には多くの難しさがありました。
入社後すぐに、ゴミ袋の欠品を出してしまったことを機に、対策を講じました。会社システムとは別に、Excelで独自の在庫管理表を作成し、日々の売れ行きを記録。データが蓄積されることで、商品の売れ筋や動きの特徴が見えるようになり、発注の精度が向上しました。さらに、発注前の売り場チェックを習慣化することで、欠品ゼロを継続できるようになりました。
入社4ヵ月ながら、周囲の助けもあって着実に成長していることに自信を感じています。職場の温かい雰囲気が私のモチベーションです。「ありがとう」の言葉が飛び交う風土は、社会人として大きな喜びです。私も、誰かの助けになる存在となり、自身の課題に向き合いながら、これからも成長し続けたいです。