


学生時代の4年間のスーパーでのアルバイトで、私はお客様から直接感謝の言葉をもらえる小売業の魅力に惹かれました。精肉売り場では、商品の並べ方や品揃えを任され、大きなやりがいを感じていました。
就職活動では、この経験を活かせるスーパーマーケットを中心に検討。こくぶやが初めて新卒採用を始めることを知り、応募しました。会社説明会や面接を通して、若手社員への期待が大きいことを感じ、「ただ言われた仕事をこなすのではなく、自分から楽しみを見つけて働きたい」という私のモットーが実現できる会社だと確信し、入社を決めました。


2023年4月、新卒1期生として桃谷店に配属され、品出しや接客などの業務を経験後、発注業務を任されました。発注がうまくいくと、商品の陳列が美しくなり、売上向上に貢献できることにやりがいを感じました。先輩や店長の指導のもと、過去のデータから売れ行きを予測し、失敗を重ねながらも半年後には冷凍食品部門の発注をすべて任されるまでになりました。
しかし、アルバイト時代からの経験もあってか、仕事ができると過信し、入社1年目で早くもマンネリ化を感じてしまいます。日々の業務が退屈になり、目標を見失った自分に危機感を抱きました。問題は仕事ではなく、自分自身の心にあると気づいたのです。


入社2年目で仕事にマンネリを感じていた私は、成長の機会を求め、健康経営実践委員会の委員長に立候補しました。この委員会は、従業員の健康増進を目指し、経済産業省の「健康経営優良法人」認定を受けるための活動を推進しています。
当初、多忙な委員たちの協力を得ることに苦労しましたが、目標を明確にし、丁寧な資料作成と話し合いを重ねることで、活動を軌道に乗せました。特に、従業員の交流を深めるため、ボーリング大会やバーベキュー大会を企画。30人以上が参加してくれ、「楽しかった!」という声も聞け、大きな手応えを感じました。
この経験を通じ、従業員間のコミュニケーションが、個々の成長と会社全体の成長に不可欠であると再認識しました。従業員が信頼を寄せ、一人ひとりの活躍を支えられるような店長になることが、今の目標です。委員長としての活動は、入社時の前向きな気持ちを取り戻すきっかけとなりました。